山地 翔太

一般社団法人MATSURI 代表理事
藤田医科大学総合診療科 医師

略歴

東海中学・高等学校 卒業。神戸大学医学部医学科 卒業。医学部在学中、日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会にて幹部職を歴任、文部科学省 トビタテ留学JAPAN!!日本代表プロジェクト 12期生に選抜、EBM勉強会「pES club」18期 修了、SDGs探究AWARDS 2020 「社会的処方」をテーマに 優秀賞受賞、国内外500名が所属する医療系オンラインコミュニティ「楽し樹」発起人、Global Health Leaderを育成するグローバルコミュニティ「TOMO Global Health」創立メンバー、一般社団法人サステナヘルス インターン、石田昌宏 参議院議員 の下でインターン等、活動。南生協病院での初期研修中に並行して、グロービス経営大学院 単科制度にて8単位を修了、コーチングスクール Narrative Career School 修了、一般社団法人高校生みらいラボ 正規メンターとして活動。初期研修終了時点で、一般社団法人 MATSURIを設立し、代表理事に就任。現在は、藤田医科大学総合診療科で医師として勤務しながら、一般社団法人MATSURIで中高校生・医療系学生・若手医療者の人材育成及び能力開発を行なっている。

なぜ、中高生・医療系学生・若手医療者の心の声を聴くのか

正直、私たちは厳しい時代に生きてますし、私たちが暮らすこの国も厳しい局面にあります。きっと私より下の世代の皆さんは、将来に対してより不安に感じているのではないでしょうか。

医療は衣食住に並ぶインフラであり、人が生きていく上で無くてはならないものです。ですから、人の健康を支えるという役割が世界から無くなることはなく、そこには必ず仕事が存在し続けます。

一方で、我々医療者に求められる具体的な資質や能力は、刻一刻と変化し続けています。今、皆さんがイメージしている医療者としての仕事は、10年後にはガラリと変わっている、あるいは無くなっているかもしれません。

そのような中で医療という選択肢を進路として選択することは、当然恐ろしいことで、それは健全な危機感です。むしろ持っていないのであれば、それは不健全でしょう。

しかし、それは医療だけではないことです。この激動の時代では、あらゆる領域、あらゆる組織、あらゆる仕事が、数ヶ月、数年後には無くなっているかもしれないことは、もはや疑いようのない事実です。

このような時代を生き抜くためには、自分の軸を見定めながら、自分らしく進化し続けていくしかないのです。厳しいようですが、停滞はできないのです。

「何となく」で進路を選択することは、危険なことなのです。そして残念なことに、医療系の専門学校や大学は、技術専門学校として専門的な知識や技術を学ぶことに特化しているため、深く自分の人生を見つめ直す機会も方法も、十分には与えられません。

もし一歩でも学校の外に出たならば、医療内外を問わず第一線で活躍する企業でインターンをする医療系学生、官庁や政治家のもとでインターンをする医療系学生、研究や臨床で留学する医療系学生、起業する医療系学生、国内外のボランティアやアクセラレーションプログラムに参加する医療系学生、卒業後に一般企業に就職する医療系学生、一般企業と病院で兼業をする医療者、仕事と並行して経営大学院や美術大学院に通う医療者、仕事と並行してアーティスト業、クリエイター業、芸能活動など多様に活躍する医療者、、、など挙げれば本当にキリがないほどに、ロールモデルとなる多様な先駆者がいます。

しかし、そんな情報や機会は、専門学校や大学の中にいても殆ど回ってきません。ましてや中高生になど、届くはずもありません。正直なところ、偶然や運、としか言えない現状があります。

しかしそれではあまりにも、この道に進む後輩達に対して不誠実であり、黙っていられないというのが、私の強い動機の一つです。もう一つの動機は、自分が本当にやりたいことを見つけ、それを医療という文脈を経て進化させ続ける仲間達と一緒に、新しい未来を創っていきたいという想いがあるからです。

確かに私が人生の全ての時間を医師としての業務に投じれば、私自身の成長は間違いなく早いでしょう。しかし、もっともっと遠くに行きたい、もっと憧れる未来へ辿り着きたいという願いが、私をこの活動に駆り立てるのです。

If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together. 早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け

よく見かける、アフリカの有名なことわざです。
私は、未だ見ぬ皆さんと一緒に、遠くへ行きたいと願っています。

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